ASBJ 収益基準で表示・開示を審議

受注情報の開示は経営管理にも影響
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は10月20日,収益認識専門委員会を開催した。22日には本委員会を開き,専門委での検討内容を確認した。収益認識基準の検討は,IFRS15号の内容確認と実務適用を想定した論点出し,論点把握に向けた文書公表の3段構えで進めている。現在は論点出しの段階で,専門委や本委員会では「表示・開示」について審議した。

表示・開示の論点

IFRS15号を適用する場合,「表示及び開示」の論点は以下のように説明される。

・表示は日本基準と異なり得るため論点があるが,実務上,困難といえるまでの影響は生じないと考えられる。

・開示は,IFRS15号では,収益の分解,契約残高,履行義...