金融庁 監査懇談会の議事内容を公表

監査手法や会計士の力量など議題に
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金融庁は10月22日,会計監査の在り方に関する懇談会(第1回)の議事内容を公表した。議論した項目や委員らの発言内容を整理しておく。

不正(監査先企業のガバナンス)

・情報開示の信頼性は2重責任(作成責任と監査責任)の下で保たれている。企業の作成責任の徹底も必要。

監査(環境変化)

・会計監査の環境は劇的に変化している。各種法制度の設定等で対応してきたが,規制はもう飽和状態だろう。

・監査人が多忙になっている反面,監査計画段階を含めて会計監査は些末なことに拘っている印象がある。メリハリをつけるための議論が必要。

・監査基準の要求事項は手続上の義務。重点だけカバーして,後から手続の不足を指摘されかねない現状を...