金融庁・ディスクロWG 開示効率化を議論

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金融庁は11月10日,金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」(座長:神田秀樹・東京大学大学院教授)の初会合を開き,開示の効率化に向けた議論を始めた。同ワーキング・グループは,麻生太郎金融担当大臣の諮問を受けて10月23日に設置が決まった。わが国の開示制度には金融商品取引法と会社法,証券取引所上場規則の3つがあるが,WGでは,各制度の要求に基づく開示内容の重複排除や相互参照の活用等による実務の効率化と負担軽減策を探る。当日出席したメンバーからは「四半期決算短信と四半期報告書の一本化」を求める意見などがでていた (2頁)