ミニファイル 売買単位の統一

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株式の売買単位とは,株式を売買する際の最も低い取引単位のこと。会社が取引単位を任意に設定できることから,日本の市場には8種類の売買単位が存在していた。全国証券取引所では平成19年以降,投資家の利便性向上のため,株式の売買単位を100株に統一するための取組みを進めてきた。

この取組みにより,当初8種類存在した売買単位は一昨年の4月までに100株と1,000株の2種類に集約された。その後,昨年12月時点では,上場会社の約73%(2,612社)が売買単位を100株に移行している。

一方で,売買単位が1,000株の会社を対象にしたアンケート(昨年8,9月実施)では,100株単位に移行しない理由として最も多...