ミニファイル リスク対応掛金

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ハイブリッド型企業年金制度の創設で注目を集めるリスク分担型DB。事業主と加入者で確定給付制度の運用リスクを柔軟に分け合う仕組みが導入される。

新制度では,将来の財政悪化時に想定される積立不足に対応する掛金(リスク対応掛金)を予め積み立てることができる。リスク対応掛金の設定には,「財政悪化時に想定される積立不足」の測定が必要になる。この「積立不足」は,20年程度に一度の損失にも耐えうる基準として定めることが想定されている。これは,現行制度において,積立不足が生じた場合に最大20年で償却するため,実際に積立不足が生じた場合でも安定的な償却が可能となるよう想定されているためだ。測定した「積立不足」の水...