マイナス金利,会計実務への影響は?

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日銀がマイナス金利政策の導入を決め,2月16日からの適用を公表したのが1月29日。これを受け,2月9日には国債の金利が10年ものまでマイナスを付けた。こうした金利動向を見て企業の経理担当者が連想するのは「割引率」の問題だ。国債の利回りが関わる会計処理には「退職給付債務の算定」や「資産除去債務」,「固定資産の減損」などがある。マイナス金利で想定される実務への影響を整理する( 2頁 )。