FASF 「リース会計」のコンバージェンスが俎上に

新規テーマとしての採否は未定
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財務会計基準機構(FASF)は3月4日,第26回基準諮問会議(野崎邦夫議長)を開催した。企業会計基準委員会(ASBJ)に会計基準等の開発や改正を提言する新規テーマ案として,次の3テーマが候補として提案された。①リース会計基準等の見直し,②「経営者が会計方針を適用する過程で行った判断」および「見積りの不確実性の発生要因」の開示,③子会社,関連会社株式の減損とのれんの減損の関係。このうち①は,国際会計基準審議会(IASB)が1月にIFRS第16号「リース」を公表したことを受け,日本基準についても改正することを提案するもの。今回の会議では採否の結論は出ておらず,まずは,ASBJが今後策定する中期運営...