金融庁は４月13日，金融審議会ディスクロージャーワーキング・グループの第５回会合を開催した。今回は，企業開示の合理化等に関する報告書「金融審議会ディスクロージャーワーキング・グループ報告‐建設的な対話の促進に向けて‐」（案）のとりまとめ議論を行った。決算短信の記載事項を削減するほか，有価証券報告書の記載項目を一部統合する等の案を打ち出している。委員は報告書案に概ね賛同しており，近く正式公表される見込み。報告書を受け，制度改正が行われる予定だ。

有報の重複記載排除のため一部項目を統合へ

報告書案が打ち出した主な点は，①決算短信・四半期決算短信の記載内容削減等，②事業報告・計算書類は有価証券報告書と共...