金融庁・東証 CGコードフォローアップ会議

「株主との対話」の充実へ向け議論
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金融庁と東京証券取引所は4月26日,第7回「スチュワードシップ・コードとコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(座長:池尾和人慶應義塾大学経済学部教授)を開催した。機関投資家169人を対象にしたアンケート調査結果が紹介され,CG報告書がまだそれほど多くは読まれていないことや,内容についても有用性を感じないとの回答もあったことから,企業の開示が形式的で独自性がないのではとの指摘がなされた。

株主の属性ごとに担当部門を分けている例も

原則5-1には,「上場会社は,株主からの対話(面談)の申し込みに対しては,会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するよう,合理的な範囲で前向きに対...