CPAAOB 監査事務所等モニタリング方針示す

投資家が監査の理解深めるようレポート作成
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公認会計士・監査審査会(CPAAOB)は5月13日,第5期(平成28年4月~31年3月)の「監査事務所等モニタリング基本方針(審査・検査基本方針)‐より実効性のある監査の実施のために‐」を公表した。「会計監査の在り方に関する懇談会」提言を受け,投資者等が会計監査に対する理解を深めることに資するよう,モニタリングの成果を整理した上で取りまとめ,「モニタリングレポート」として公表すること等が掲げられている。

不正を見抜く職業的懐疑心を発揮しているか

CPAAOBでは,監査の品質向上のため,監査事務所等に係るモニタリングを実施している。個別の監査意見の適否を主眼とするのではなく,監査事務所等における監査...