第14回青山学院「会計サミット」開催

主催:青山学院大学大学院会計プロフェッション研究センター
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「今,改めて問う わが国の監査のあり方」
【本サミットの趣旨】

昨年に発覚したわが国を代表するリーディングカンパニーによる組織ぐるみの会計不正によって,担当監査法人は行政処分を受け,改めてわが国の監査のあり方が問われています。金融庁では,2015年10月から「会計監査の在り方に関する懇談会」を設置し,2016年3月に,「会計監査の信頼性確保のために」と題する提言が公表されました。今後は,本提言に沿って,種々の具体的な施策がとられていくことが想定されています。こうした環境の中で,今や,わが国の会計監査のあり方をそれぞれの立場で検討し直すことは,喫緊の課題といえるでしょう。第14回会計サミットでは,このような問題意識のもと,「今,改めて問う わが国の監査のあり方」をテーマに開催することとしました。第一部の特別講演では,監査の前提でもあるコーポレート・ガバナンスの問題に関して,企業経営者の立場から,日興アセットマネジメント株式会社代表取締役社長兼CEOの柴田拓美氏をお迎えしてご講演いただきます。また,第二部のパネル討論会においては,監査監督当局,資本市場の自主規制機関,外部監査人,企業の財務担当...