ASBJ 収益認識基準の審議再開

( 01頁)

企業会計基準委員会(ASBJ)は収益認識基準の開発に向けた審議を再開した。事務局は5月31日まで意見募集した「収益認識に関する包括的な会計基準の開発」について,33の団体・個人から寄せられた意見を整理していた。専門委員会(6月23日)と第339回本委員会(同29日)での事務局の報告によると,意見提出者の多くは「IFRS15号をベースにした基準開発」には賛成の姿勢。ただし,今後の検討の進め方を巡っては,「適用対象の範囲」や「個別財務諸表の取扱い」のほか,「IFRS15号の日本語訳(直訳)」などの問題を指摘するものが多く,検討を進めるための軸足が定まりづらい状況。とっかかりとして,事務局が用意する基準の試案を使って進め方を模索していく( 2頁 >)。