経産省 コーポレート・ガバナンス・システム研究会を発足

取締役会評価の在り方等を議論,来年2月に報告書
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経済産業省のCGS研究会(コーポレート・ガバナンス・システム研究会)は7月1日,第1回会合を開催した。座長は神田秀樹氏(学習院大学大学院法務研究科教授)。同研究会が検討を進める主な論点は,①取締役会の役割・機能,②CEOの選定・後継者計画,③役員報酬,④社外取締役の役割,⑤監査等委員会設置会社の活用などである。今後,月1回程度のペースで開催し,来年2月頃を目途に報告書を取りまとめる予定だ。

上場会社の6割超が取締役会の評価行わず

論点①「取締役会の役割・機能」に関して,事務局は,「取締役会の役割として,決議事項を経営戦略の決定などの重要事項に絞り,CEO等の経営陣の業績評価による監督を中心に行うガ...