ミニファイル アプリ内課金の収益認識

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スマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」が巷を賑わせている。こうしたアプリの多くは,基本プレーが無料で,課金によりアイテムの購入もできる仕組みとなっている。ユーザーはアプリ内で使用可能な架空の通貨(コインやポイント)を購入し,それと引換えにアイテムを購入することとなるが,企業側がどの時点で収益を認識すべきかが論点となる。

アプリ内課金における収益認識のタイミングとしては,①通貨等の販売時点,②ユーザーがゲーム内で通貨等を利用してアイテムを購入した時点,③アイテムを使用した時点,の3つが考えられる。現行の日本基準の実務では,いずれのケースもあるようだ。

この点,IFRSにおいては「アイテムを...