金融庁検討会 監査法人の"風通しの良さ"が重要

監査法人のガバナンス・コード策定へ主要論点提示
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金融庁は9月12日,第2回「監査法人のガバナンス・コードに関する有識者検討会」(座長:関哲夫・みずほフィナンシャルグループ取締役)を開催した。本検討会では,「会計監査の在り方に関する懇談会」提言を受け,監査法人における実効性の高いガバナンスの確立と,有効に機能するマネジメントを確保するため,監査法人のガバナンス・コードの策定に向けた検討を行っている。今回は主要な論点が示され,主に監査法人の「開放的な文化の保持」,いわゆる"風通しの良さ"の重要性を議論した。

英国コード等でも「開放的な文化」に言及

事務局はコード策定における主な論点として,「目的」,「執行及びガバナンス機関」,「業務運営」,「説明責...