金融庁 監査法人のマネジメントの論点を議論

監査法人ガバナンス・コード検討会 人材育成も課題
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金融庁は9月30日,第3回「監査法人のガバナンス・コードに関する有識者検討会」(座長:関哲夫・みずほフィナンシャルグループ取締役)を開催した。本検討会では,「会計監査の在り方に関する懇談会」(以下,在り方懇)提言を受けて,監査法人における実効性の高いガバナンスの確立と,有効に機能するマネジメントを確保するため,監査法人のガバナンス・コードの策定を進めている。今回は監査法人のマネジメントに関連する論点として,「執行及びガバナンス」について議論した。

高品質な監査を可能とする環境作りが重要

在り方懇や本検討会において,「監査法人のマネジメントが組織の拡大についていけなくなったことは確かであり,その観点...