東京都は11月11日，東京の金融を活性化させることを目的に，「国際金融都市・東京のあり方懇談会」と「海外金融系企業の誘致促進等に関する検討会」の設置を公表した。

前者については，東京都独自の政策によるもの。海外の金融系企業が日本に進出する際に障害となる構造的な課題を洗い出し，その解決に向けた税制，インセンティブ，市場活性化などの対策を検討する。第１回の懇談会は11月25日に開催される。その後は１～２カ月に１回程度開催し，１年程で結論を出す予定。

また，後者の検討会については，「日本再興戦略2016」の施策により発案された。再興戦略では，「東京国際金融センター構想推進の観点から東京都においては，（中...