金融庁 「監査法人のガバナンス・コード」原案示す

監査品質の持続的な向上など、5原則で構成
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金融庁は12月5日,第5回「監査法人のガバナンス・コードに関する有識者検討会」(座長:関哲夫・みずほフィナンシャルグループ取締役)を開催した。今回は事務局よりコードの原案が示され,大枠でメンバーの承認を得た。コード原案は,監査法人が果たすべき役割や,組織体制および業務運営に関する5原則と22の指針から成る。検討会は今回で一区切り。今後は適用対象に関する記載などについて表現を修正して年内にコード案を公表,その後1カ月ほど意見募集を実施する予定だ。

監査法人が果たすべき役割や組織体制に言及

今回示されたコード原案は,大きく5つの原則で構成される(以下①~⑤)。

【監査法人が果たすべき役割】

①監査法人は,...