ミニファイル リスク分担型企業年金と推定的債務
( 53頁)
平成29年1月からリスク分担型企業年金が導入される。12月16日にASBJから公表された実務対応報告では,新型年金の会計処理について,確定拠出年金に分類する取扱いが示されている( 3頁 )。
その審議過程で派生論点として浮上したのがIFRS上の取扱いである。IFRS任意適用企業が新型年金を導入した場合に,日本基準と同様に確定拠出年金として会計処理できるか否かというものだ。これに関しては,IFRS解釈指針委員会に要望書を提出し確認する形も検討されたが,今回は要望書を提出せず,国内で議論した過程の議事録を公表することとなった。
実務対応報告と同時に公表された議事録では,IFRSにおいて確定拠出年金に該当す...
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