不適切なプレッシャーで調査追加

東芝 四半期報告書提出再延長を説明
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東芝は3月14日,「2017年3月期第3四半期報告書の提出期限再延長」の申請と承認受領について発表した。同日午後開いた会見で綱川智社長らが説明した。綱川社長は「本来であれば四半期決算の説明を行うところ,未だ独立監査人から四半期レビュー報告書を受領していない」などとして関係者に謝罪した。代わりに示したのが「今後の東芝の姿について」。綱川社長は,海外原子力事業のリスク遮断(WH社の過半数株式の売却)等の取組みを述べた。四半期報告書提出の再延長に至った経緯などは,社外取締役の佐藤良二・監査委員会委員長が説明した。

●再延長に至った経緯

佐藤氏は第3四半期報告書提出の期限再延長申請につき次のように説明した...