社外取締役選任,財務・会計の知見求める企業は43%

経産省 コーポレート・ガバナンス・システム研究会報告書を公表
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経済産業省は昨年7月,CGS(コーポレート・ガバナンス・システム)研究会(座長:神田秀樹学習院大学大学院法務研究科教授)を立ち上げ,コーポレートガバナンスに関する取組について検討してきた。3月10日には,CGS研究会報告書とコーポレートガバナンスに関するアンケート結果を公表。報告書で「形骸化した取締役会の経営機能・監督機能の強化」等を提言したほか,取締役会の実効性評価を行った企業のうち評価結果を改善計画策定に活かしている企業は2割にすぎないこと等を明らかにしている。

取締役会の実効性評価をしている企業は7割

報告書は,企業は以下の4点を検討するべき,と提言している。

①形骸化した取締役会の経営機能・...