東京証券取引所では，企業行動規範の「遵守すべき事項」として，一般株主保護の観点から，上場会社に対して独立役員（一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役または社外監査役）を１名以上確保することを求めている。上場会社は，独立役員の確保に係る企業行動規範の遵守状況を報告するため，「独立役員届出書」を東証に提出することが義務付けられている。

独立役員届出書の主な記載内容は，①基本情報（社名，コード，独立役員届出書の提出理由等），②独立役員・社外役員の独立性に関する事項（氏名，役員の属性，異動内容等），③独立役員の属性・選任理由の説明，④補足説明，の４項目。もし独立役員届出書の内容に変更が生じる場...