「産業經理」創立75周年記念号を発刊

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一般財団法人産業経理協会(八木良樹会長)は,このほど機関誌『産業經理』の第76巻第5号「75周年記念―『60年の歩み』から15年」を発刊した。これは,同協会が昨年9月に創立75周年を迎えたことを記念し,2002年に発行した60周年記念号以降の15年間にわたる同協会の足取りを整理・記録するために制作したもの。

記念号はB5版で約300頁を数え,大きく「エッセイ」,「年表」,「資料」で構成される。同協会はこの15年間を「日本の経済社会の一大変革期」と位置付け,その期間において同協会の主催事業等に携わった総勢80名近くの関係者によるエッセイ「産業経理協会創立75周年に寄せて」を掲載している。また,新たに編纂した15年分(2002年1月~2016年9月)の年表は,「社会・経済・世界情勢の動き」,「協会の事業動向」,「会計制度等の動向」が見開きで表示され,「会計制度等の動向」は公認会計士の阿部光成氏が執筆。会計基準等の公表物を時系列に並べるだけにはとどまらず,その概要も併せて記載しており,15年間のわが国における会計基準等の開発の歴史を概観できるものとなっている。