企業会計基準委員会（ASBJ）は３月29日，実務対応報告第34号「債券の利回りがマイナスとなる場合の退職給付債務等の計算における割引率に関する当面の取扱い」を公表した。退職給付債務等の計算で使用する利回りについて，ゼロ止めとマイナスのままの処理の両方を可とする内容。適用は，「平成29年３月31日に終了する事業年度から平成30年３月30日に終了する事業年度まで」の１年に限定している（ ２頁 ， 33頁 ）。