青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科(GSPA) 小西範幸研究科長に聴く

会計大学院が生まれ変わる!
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2005年に金融庁の「公認会計士5万人構想」を受けて新設された会計大学院は,公認会計士試験の合格者が監査法人に就職できないという「未就職者問題」を契機として不人気なままであり,大学における「会計離れ」も指摘される。こうした中,会計大学院の新たな役割と体制を整えて生まれ変わろうとしている青山学院大学の小西研究科長に聴いた。

‐まず,お聞きします。青山学院では,どう生まれ変わろうとしているのですか?

公認会計士や税理士に代表される会計専門職養成の機能に加えて,有資格者を含む社会人のリカレント教育(「学び直し」)に力を入れていきます。環境・社会・ガバナンス(ESG)情報の開示が必要となっているディスクロ...