PCAOB 米国も長文型の監査報告へ

ISAのKAMに相当するCAM記載を要求
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米国公開企業会計監視委員会(PCAOB)は6月1日,「監査報告書に関する改訂基準」を公表した。国際監査・保証基準審議会(IAASB)が国際監査基準(ISA)において定めたKAM(監査上の主要な事項)に相当するCAM(監査上の重要な事項)の記載を新たに要求するなどの改訂を施している。今後SECによる承認を得る必要があるものの,2019年6月30日以降終了する事業年度の監査から段階的に始まる予定。

米国上場企業監査にCAMを導入

「監査人からのより詳しい情報」を求める投資家等情報利用者らの声が大きくなっていたことを踏まえ,一部の国では監査報告書に「監査上の主要な事項」などの記載を盛り込む取り組みが数年...