ASBJ 仮想通貨の会計処理、原則は時価評価が妥当か

交換業者の意見などを受け議論
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は6月21日,第105回実務対応専門委員会を開催した。議題は,第103回から引続いて「仮想通貨に係る会計上の取扱い」。今回は,改めて論点整理などをした。 この度の基準開発に関する当初の事務局案(以下,当初案)は No.3308・2頁 で既報の通りだが,前回の専門委員会で聴取した仮想通貨交換業者(以下,交換業者)の意見や,第360回本委員会で聞かれた意見などを受けて修正。資金決済法上の仮想通貨すべてを対象とし,基本的には時価評価とする,などとした。

ビットコイン以外も対象に

当初案では,基準開発の範囲について「ビットコインを念頭に」とされていた。しかし,交換...