ASBJ 収益認識基準案公表

意見募集は10月20日まで
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は7月20日,「収益認識に関する会計基準(案)」及び同適用指針(案)を公表した。「国際的な比較可能性の確保」を主目的に開発された草案は,連結財務諸表について「IFRS15号の定めを基本的にすべて取り入れ」,「連結と個別(個別財務諸表)において同一の会計処理」を求めている。従来,収益認識に関する包括的な会計基準を持たなかった我が国では,企業側実務への大きな影響が指摘される。今後,企業や監査人の実務対応の問題に止まらず,税制など関連諸制度との関係でもどこまで影響が広がるのか定かでない部分もある。 草案への意見提出は10月20日までの3カ月間。これから企...