ASBJ 収益認識基準案による適用時期を整理

早期適用はIFRS15号にあわせる
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「収益認識に関する会計基準(案)等」(ASBJ,7月20日公表)には,その「適用時期」について「強制適用」と「早期適用」の定めがある。早期適用は,「IFRS15号の適用と同時に個別財務諸表にも(日本基準としての)収益基準を適用したい」とする企業側の要望に応えるもので,IFRSの任意適用企業等における採用が予想される。ただし,主に3月決算会社と12月決算会社とで適用のタイミングが異なるので基準案の規定内容を整理しておきたい。

適用時期の規定

収益認識基準案では,適用時期を次のように規定している(基準案から一部抜粋)。

・平成33年4月1日以後開始する連結会計年度及び事業年度の期首から適用する(78項)...