７月27日，グローバル会計・監査フォーラム「監査及び監査法人の透明性の向上と監査品質」が開催された（主催：日本経済新聞社，協賛：日本公認会計士協会）。

このフォーラムのテーマは，KAMの導入による監査業務の透明性の向上（いわゆる『監査報告書の長文化』）と，監査法人のガバナンス・コード導入による監査法人運営の透明性の向上という，２つの「透明性」の向上について。英国やシンガポールの事例を共有した上で，いかにして透明性を向上させ，監査品質の向上をもたらす好循環を実現させるかについて議論をした。

「監査報告書の長文化」については，監査役や監査人，社外取締役などが，それぞれの立場から発言。KAMを意味あるも...