ミニファイル 表示方法の変更

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「表示方法の変更」とは,従来採用していた財務諸表の科目等の表示方法を他の表示方法に変更すること。表示方法の変更の例には,財務諸表における同一区分内での科目の独立掲記,統合や科目名の変更,重要性の増加に伴う表示方法の変更,財務諸表の表示区分を超えた表示方法の変更等がある。

表示方法の変更を行った場合には,原則として過去の財務諸表の組替えを行い,財務諸表の組替えの内容,財務諸表の組替えを行った理由等を注記しなければならない。

ASBJの「税効果会計基準一部改正案」では,繰延税金資産等に係る表示の取扱いの見直しが提案されている。従来は将来減算(加算)一時差異の発生要因等に応じて分類していたが,繰延税金資...