トピックスプラス 株主が提案できる議案数を10以下に制限へ
会社法改正議論 不適切な提案は不可に
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株主提案権は,昭和56年の商法改正により導入された制度である。株主の疎外感を払拭して,開かれた株式会社を実現しようとするねらいがあった。だが,近年では,会社を困惑させるような提案や,1人の株主が膨大な数の議案を提案するなど,株主提案権が濫用的に行使されるケースも散見される。
「オフィス内の便器はすべて和式とし,足腰を鍛練しろ」,「取締役の社内での呼称は『クリスタル役』とし,代表取締役社長は代表クリスタル役社長と呼べ」。数年前,誰もが知る有名企業の定時株主総会招集通知において,上記のような内容の株主提案による議案が記載された。他方,一度に100を超える議案を提案された会社もある。
裁判所が提案権行使...
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