会計教育の重要性,監査報告書の在り方等議論

金融庁 企業会計審議会総会を開催
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金融庁は9月8日,企業会計審議会(会長:平松一夫関西学院大学名誉教授)総会を開催した。総会の開催は2014年10月以来で,平松会長の就任後は初めて。「会計・監査をめぐる動向について」をテーマに,金融庁,財務会計基準機構(FASF),企業会計基準委員会(ASBJ)がそれぞれの活動状況等を報告した。委員からは,プロ投資家以外の個人投資家や経営者等の会計リテラシーの向上を図ることの重要性や,監査報告書の透明化の議論では,わが国の監査報告書の在り様をしっかりと検討することが必要との意見が出た。

IFRS企業(予定含)の時価総額は約156兆円

今回の審議では,まず,金融庁から「会計基準の品質向上に向けた取組...