企業会計基準委員会（ASBJ）は11月13日，第86回収益認識専門委員会を開催した。企業会計基準公開草案第61号 「収益認識に関する会計基準（案）」等のコメント募集を終えたことから，来年３月末までの基準化に向けて審議を再開した。公開草案に対しては，計69の個人・団体からコメントが寄せられ，当日はそれらコメント内容の把握と対応の方向性を検討した。　集まったコメントの中には，IFRS15号の翻訳・組替えによる基準案の書きぶりの難点を指摘するものが複数見られたものの，専門委では，表現の問題を実務上の論点への対応と切り離して検討を進めることとし，まずは後者への対応を図る（ ２頁 ）。