ASBJ 仮想通貨の会計処理 近く草案公表

時価評価などを求める
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)では現在,仮想通貨に係る会計処理について審議している。実務対応報告として検討している公開草案では,仮想通貨交換業者および仮想通貨利用者が保有する仮想通貨について期末の時価評価を求めている。簿価との差額は当期の損益として処理する。草案の大枠はほぼ決まり,可能であれば12月5日の本委員会で公表議決する。

活発な市場があれば時価評価

公開草案の文案では,仮想通貨交換業者および利用者(仮想通貨を利用する企業のうち,交換業者以外)が保有する仮想通貨の期末評価について,以下のように定めている。

・活発な市場が存在する場合,市場価格に基づく価額(時価)を当該仮想通貨の...