企業会計基準委員会（ASBJ，小野行雄委員長）は１月12日，第89回収益認識専門委員会を開催した。同専門委では公開草案に寄せられたコメントへの対応を検討している。当日は主に「代替的な取扱い」や「設例」に関するコメントを踏まえて議論した。代替的な取扱いや設例の追加などは基準化にあたっての重要なポイントの一つとされており企業側も注目している。

代替的な取扱いの検討

当日は，公開草案に対して寄せられたコメントから，代替的な取扱いの追加等に関する要望（①割賦基準，②電気・ガス事業における検針日基準，③消費税等の税込処理，④自社ポイントの会計処理，⑤商品券等の会計処理等）を中心に扱った。

例えば，廃止が見込ま...