ASBJ 仮想通貨・マイナス金利の取扱い公表

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企業会計基準委員会(ASBJ)は3月9日に開催した第380回本委員会において,実務対応報告第37号「実務対応報告第34号の適用時期に関する当面の取扱い」及び実務対応報告第38号「資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱い」の2本の実務対応報告の公表を議決し,3月13・14日に正式公表した。実務対応報告第37号は,マイナス金利の取扱いを示した実務対応報告第34号(2017年3月公表)の適用期間を延長する内容。後者は,仮想通貨の会計処理を示したもので,公開草案から内容の変更を伴う修正はない。適用は,2018年4月1日以後開始する事業年度の期首から。

また,収益認識基準に関する議論は最終局面にある。コメントが多かった有償支給の取扱いなどを議論している。順調に議論が進めば,次回本委員会で公表議決の見込み( 2頁 )。