海外投資家は政策保有株縮減や非財務情報充実を期待

金融庁・金融審 第4回ディスクロージャーWG開催
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金融庁は4月9日,金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」(座長:神田秀樹・学習院大学大学院法務研究科教授)の第4回会合を開催した。同WGは昨年11月の金融審議会総会での諮問を受けて設置され,企業開示を巡る諸課題について検討を進めている。今回は英国を代表する機関投資家であるハーミーズ・インベストメント・マネジメントでディレクターを務めるブルース・デグッド氏と,米国カリフォルニア州の教職員退職年金基金であるカルスターズでポートフォリオマネージャーを務めるブライアン・ライス氏からヒアリングを実施した。

政策保有株式の解消と説明の充実に期待

両氏は,日本の最近のコーポレートガバナンス(CG)...