四半期決算短信 サマリーのみ先行開示した初の事例

決算短信等の開示の自由度向上を受けてLINEが実施
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東京証券取引所は昨年,決算短信等の開示の自由度を高めるとともに,速報としての役割に特化するための見直しを実施した。投資者の投資判断を誤らせるおそれがない場合には「サマリー情報」を先行開示し「連結財務諸表及び主な注記」(四半期含む)は準備が整い次第,直ちに開示する取扱いも可能とされ,各社の動向が注目されていた。このほどLINEは4月25日に2018年12月期第1四半期決算短信のサマリー情報を先行開示し,5月9日に追加資料を開示している。過去にCF計算書や注記事項のみを後日開示した会社はあったが,今回のパターンは同社が初の事例。

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