企業会計基準委員会（ASBJ，小野行雄委員長）は５月28日，実務対応報告公開草案第55号（実務対応報告第18号の改正案）「連結財務諸表作成における在外子会社等の会計処理に関する当面の取扱い（案）」および実務対応報告公開草案第56号（実務対応報告第24号の改正案）「持分法適用関連会社の会計処理に関する当面の取扱い（案）」を公表した。意見募集は７月30日まで。　在外子会社等の財務諸表がIFRS等に準拠して作成されている場合，それらを連結決算手続上利用できるが，一部の項目は会計処理を修正する必要がある。公開草案では，在外子会社等がIFRS第９号「金融商品」を適用し，資本性金融商品の公正価値の事後的な...