金融庁・金融審 企業情報の開示に関する適切な制度整備等を期待

ディスクロージャーWG報告案
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金融庁は6月22日,金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」(座長:神田秀樹・学習院大学大学院法務研究科教授)の第8回会合を開催し,これまでの議論のとりまとめとして「ディスクロージャーワーキング・グループ報告(案)-資本市場における好循環の実現に向けて-」を公表した。非財務情報の開示の充実や,会計監査に関する情報の充実,政策保有株式の保有目的等の具体的な説明を求める等の施策が「考え方」として示されている。

四半期開示は現時点で見直さず

同WGでは,日本における企業情報の開示が「投資判断に必要とされる情報を十分かつ正確に,また適時に分かりやすく提供する」等の役割を十分に果たしていく観点か...