青山学院大学 第16回「会計サミット」を開催

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青山学院大学は7月18日,第16回「会計サミット」を開催した。テーマは「わが国における会計人材の養成と高等教育の在り方」。

第一部の基調講演では山田辰己・中央大学商学部特任教授が,自身のIASB理事や大学教授としての経験等を基にスピーチ。事象の本質,「なぜそうなるのか」を理解することの重要性等を説いた。

続く第二部のパネル討論会では,以下のパネリストが登壇。▽近藤雅人氏(日本税理士会連合会 常務理事 広報部長)▽高濱滋氏(日本公認会計士協会 副会長)▽蓮尾聡氏(マネックスG 執行役 CFO)▽山田辰己氏▽山地範明氏(関西学院大学大学院教授/会計大学院協会 副理事長)。コーディネータは町田祥弘・青山学院大学大学院教授。近年の日本における若者の「会計離れ」問題を取っかかりに,「誰もが基礎的な会計知識を持つ」ためにはどうすればよいか等を議論した。

その中では,税理士試験と公認会計士試験の受験資格の違いや,会計大学院の役割,リカレント教育の在り方といった様々な論点を検討。各パネリストがそれぞれの視点から発言することで,活発な議論が交わされた。