ASBJ IFRS16号,リース期間見積りが困難との意見も

国際的整合性図る基準開発の是非を議論
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は,本年6月から,IFRS第16号「リース」等を踏まえた日本のリース会計基準改正に着手するか否かの検討を進めている。8月23日には第81回リース会計専門委員会,同月27日には第391回本委員会で議論を行った。リース期間に関する議論では,「仮にIFRS第16号と同様の規定を適用した場合,特に不動産のリースについてリース期間の見積りが実務上困難」等の意見が出された。この点,ASBJ事務局では,「仮に会計基準の開発に着手する場合には,実務上の困難さについて対応を図ることができるかどうかについて検討することが考えられる」との方向性を示している。

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