ミニファイル のれんの償却と減損
( 45頁)
のれんの償却と減損について,日本基準,IFRS,米国会計基準にはそれぞれ相違点がある。日本基準では,のれんは20年以内に定期償却し,減損テストも求められる。減損テストは毎期実施する必要はなく,減損の兆候がある場合のみ実施すればよい。これに対して,IFRSおよび米国会計基準では,のれんの定期償却は行わず,少なくとも年一回は減損テストを実施する必要がある。
米国会計基準では,「減損テストのプロセスが複雑」等の問題点があったため,企業の負担を軽減する目的で,2017年公表の「のれんの減損テストの簡素化」(ASU 2017-04)により,減損テストが簡素化された。
IFRSについては,国際会計基準審議会(...
- 経営財務データベースで続きを読む
-
無料 2週間のお試しはこちら
すぐに使えるIDをメールでお送りします