新春特別寄稿 IFRS財団アジア・オセアニアオフィスの新たなスタート

IFRS財団アジア・オセアニアオフィス ディレクター 高橋 真人

( 24頁)
新春IFRSクイズ「2019」
「2」:アジア・オセアニア地域にはIFRS任意適用国が「2」つあります。日本とどこでしょう。
「0」:東証33業種のうち,IFRS任意適用企業が「0」の業種はいくつあるでしょう。
「1」:IFRS財団が設置した世界で「1」つだけの海外オフィスはどこにあるでしょう。
「9」: 2018年「9」月の国際会計基準審議会(IASB)のボード会議でIFRS財団アジア・オセアニアオフィスのスタッフが改訂を提案したのはどの会計基準だったでしょう。
※正解は,本文の中にあります。

年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

筆者は昨年5月に住友商事を退職し,当オフィスのディレクター(所長)に就任しました。テクニカルスタッフも昨年7月に新メンバーに交代し,当オフィスは新たなスタートを切りました。昨年,IFRS財団ではトラスティ議長と事務局長の交代がありました。エルッキ・リーカネン新議長とリー・ホワイト新事務局長は2月に来日します。今年もあらゆる機会を通してIFRSの理解と信頼が深まり,わが国の任意適用が大きく拡大することを期待したいと思います。

1 世界におけるIFRS基準の適用状況...