ミニファイル 収益認識の単体注記

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収益認識会計基準では基本的に,連結財務諸表と個別財務諸表で同一の処理をすることとされている。これは,これまでに開発してきた会計基準では主に,連結財務諸表と個別財務諸表において同一の会計処理を定めてきたこと等が理由だ(第99項)。

現在ASBJでは,個別財務諸表における注記事項について議論している。8月9日の本委員会で事務局は,「連結財務諸表を作成している企業については,連結と個別で同じ定めとする」案を提示。その根拠には,「収益認識会計基準における注記は,利用者が財務諸表を理解する上で有用性の高い情報だと考えられる」ということがある。

ただ,収益認識専門委員会では作成者からは「単...