ASBJ リース基準開発,日本の不動産賃貸借の特殊性に考慮を

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不動産協会の参考人から意見聴取
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企業会計基準委員会(ASBJ,小賀坂敦委員長)は10月8日,第89回リース会計専門委員会を開催した。同委員会では,「すべてのリースについて資産及び負債を認識する会計基準」の開発に関する検討を進めている。IFRS第16号等の考え方を取り入れ,オペレーティング・リースでも資産・負債計上する方向だ。今回の審議では,一般社団法人不動産協会の参考人から意見を聴取し,オフィスなど不動産のリースに関する検討を行った。参考人からは,「日本では中途解約が可能であり,近似した契約でも企業間で契約期間に大きな差異が出て,比較が困難になる可能性がある」,「新しいリース...