東京証券取引所は１月７日，第１回「従属上場会社における少数株主保護の在り方等に関する研究会」を開催した。同研究会は，実質的な支配力を持つ株主（「支配的な株主」）を有する上場会社（「従属上場会社」）を巡る最近の事例が示唆する問題点，支配的な株主と従属上場会社の少数株主との間の利害調整の在り方，少数株主保護の枠組み等について議論を行うべく2019年12月に設置された。初回は，事務局や経済産業省から，昨今の従属上場会社を巡る事例の紹介や，上場子会社に関するガバナンスの在り方についての説明等が行われた。

従属上場会社は緩やかに増加

既報（No.3437・７頁）のとおり...