当初の予定からやや遅れたものの，３月中にIASBから公表される予定の「のれんおよび減損」に関するディスカッション・ペーパー（DP）。その公表をきっかけにして，「減損か，償却か」が改めて議論されることが見込まれる。そのような中，ASBJが２月25日の親委員会から検討を始めたのが，「のれんの会計処理に関するペーパー」だ。

ASBJはこのペーパーについて以下のように説明する。「我々は，会計基準アドバイザリー・フォーラム（ASAF）会議等，国際会議の場で，のれんに関する意見発信を５年ほど続けてきた。IASBによるDPが出てくるこのタイミングで，さらに国際的な議論に貢献するために，香港...