IASB 「のれんは償却せず」との見解に意見求める

「のれんおよび減損」プロジェクトのDPを公表
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国際会計基準審議会(IASB)は3月19日,ディスカッション・ペーパー(DP)「企業結合―開示,のれんおよび減損」を公表した。これは,IFRS第3号「企業結合」の適用後レビューに端を発したプロジェクトで,「合理的なコストで,企業が実施した企業買収に関して投資家に提供する情報を改善する」ことを目的としたもの。IASBの予備的見解として「買収とその後の業績について投資家がより良い理解を得られるよう,企業に情報の提供を求める」といった点が示された。のれんについては,償却を再導入しない見解となっている。コメント募集は9月15日まで。

経営目的の開示求める

企業結合について定めたIFRS第3号の適用後レビュ...